青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

無理すりゃいいってもんでもないが、無理しなきゃいいってもんでもない。(これはライブ告知です)

やっぱりヨウヒッコはおもしろい。

現状、ただ自由に弾いているだけだけれど、気楽なのがいい。

物理的にも精神的にも「肩が凝らない」。

伝統的な「正しい奏法」を踏まえていないので発言権は無いのかもしれないが、

これは本質的にそういう楽器であるような気がする。

 

一方で、バイオリンのように「肩が凝る楽器」も、それはそれでいいのだろうと思うようになった。

「凝る」に見合うだけの音は確かに出る。

 

楽器を弾くことは、自己犠牲を伴う「呼びかけ」なのかもしれない。

バイオリンはそうした営みのひとつの象徴であるようにも見える。

自己陶酔してるバイオリニストは、自分に自分を捧げてるということにもなる。

それはたぶん悪いことではない。

そうしなければ自分や他者と一緒に居ることができないということはある。

 

だからといって、「肩が凝らない楽器」はその力が弱いとするのも違う。

それは紛れもなくコミュニカティヴである。

 

むしろ、「無理をしない」ことは、未知の変化に対して保守的でない限りにおいて、

共に生きる上でのひとつのあるべき道になりうる。

これは、ムーミン谷から読み取ることのできるテーマでもある。

 

話が行ったり来たりするが、「肩が凝る」ことが悪いことだとは思わない。

それはそれでいいし、これはこれでいい。

やはりどちらも、コミュニカティヴであることに変わりはないのだから。

 

つまり、大切なことは、無理するかしないかではない。

だったら何が大切なのか。

分からない。

ただ少なくとも、その大切な何かは、「自分にとって」という個人的な次元には存在しないことだけは確かだろう。

また、無理するしないに関わらず、保守的であることが結果的に不自由さを招きうることも確かだろう。

 

 

youtu.be

【朗読演奏会+天ぷらコースランチ@名古屋】

名古屋で開催中の現代美術作家トザキケイコさんによる個展(5/15~8/11)のクロージングイベントに、ヨウヒッコ等で参加します。

トザキケイコ……ライアー・朗読・篠笛 他

服部裕規……ヨウヒッコ・タンブリッツァ 他

日時:2018年8月12日(日)12:3015:00

場所:名古屋市東区「月の庭」http://tukinoniwa.jp/

定員:20名(要予約)

参加費:3000円

予約先:tozakikeiko@gmail.com

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