青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

親愛なるイハラに捧ぐ(追記あり)

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Workawayでフィンランドに行ってからもう3年が経つ。

ファミリーコミュニティ「イハラ」での体験はとてもかけがえのないものだった。

ロヴィーサのツテさんとはありがたいことにその後もやりとりが続いている。

 

現在、僕はヨウヒッコに嵌まり込んでいる。

そのきっかけもやはりイハラとロヴィーサに違いない。

messyなイハラにおいて珍しく丁寧に保管されていたディドリックのヨウヒッコ。

ジョアキムが教えてくれたJouhiorkesteri(ヨウヒオルケステリ)の動画とヨウヒッコの弾き方。

彼の弾き方が正解だったのかどうかは何とも言えないけれど、何かとても重要なことを教わったような気がしている。

ロヴィーサでは、ラップランドの音楽バンドGjallarhorn(ヤーラルホーン)の元メンバーと出会い、秋めく森の中でキノコに飲まれた。

その幻覚作用によって完成したのが、Kinoko Fantasiaという曲だ。

ツテさんには昨年、ヨウヒッコの巨匠Rauno Nieminenの貴重な本を郵送していただいたりもした。

 

思い出にいつまでも浸っているつもりもないけれど、ヨウヒッコを媒体にこれらの思い出をどうにか形にしたいとずっと考えていた。

 

今年の初め、決まりかけていた進路が白紙になり、色々と馬鹿馬鹿しくなった。

世間体なんかどうでもいいのに世間体を気にして心身が縮こまった。

金を稼ぐことがすべてじゃないと信じているのに金が欲しくて愛想笑いをした。

 

ヨウヒッコに救われた、というのは少し大げさかもしれない。

ただ、ヨウヒッコが傍にあることは意味のあることに違いなかった。

その森のような音色は、目の前のくだらない現実から僕を引き離し、何か新しい意味の気配に満ち溢れた北欧の森へと連れて行ってくれる。

 

いずれヨウヒッコを持ってフィンランドに行かねば。

気持ちが膨れ上がるのに並行して、ヨウヒッコの自作曲がいくつかまとまった。

それらは俯瞰してみると、3年前の思い出そのものだった。

 

 

なんていう青臭い文章を紹介文としまして、

ヨウヒッコを用いたオリジナル曲のミニアルバム発売のお知らせです。

Yuki Hattori - IHALA  1,200円 1000円(税込)

作曲・編曲・演奏・録音・アートデザイン、全部一人でやってみました。

試聴動画はこちら。

youtu.be

本日、2019年6月29日より販売開始します。

今のところ、ライブ会場等での手売りと郵送だけになります。

郵送の場合、送料を別にいただきます。

ご注文は当ブログのお問い合わせフォームから、もしくは、以下のメールアドレスにて受け付けます。

hattorijouhi1211@gmail.com

(@を半角に変えてご利用ください)

 

追記①(7/1)。

今後、上記のアルバムを持って7月以降ライブを行なっていく予定です。

以前から同じユニットで活動を共にしているブズーキの山田晋吾さん、昨年から音楽活動を共にしている現代美術作家のトザキケイコさんらと共に、新たな形態で臨みます。

上のアルバムも踏まえた上で、ヨウヒッコや歌を主軸とする北欧的かつ非近代的なオリジナル音楽を展開しようと思っています。

演奏予定はこのブログでも随時更新していきます。

よろしくどうぞ。

 

追記②

上記アルバムはバンドキャンプにもあります。

https://yuki-hattori.bandcamp.com/