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青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

キノコたちの独話

バイオリンとブズーキとマンドセロで曲を作りました。

 

youtu.be

 

【キノコたちの独話についての木こりたちの対話】

 

あのキノコはむかし人間のようなネズミだったらしい。

 

珍妙な話ですね。

 

ああ、だが間違いない。

 

どうやってそのことを知ったんですか?

 

あいつがそう言ってたんだ。

 

あいつ?

 

その人間のようなネズミだったキノコさ。

 

キノコが「自分はむかし人間のようなネズミだった」と言ったということですか?

 

そうだ。

 

それはキノコの幻覚作用にやられたことの喩えですか?

 

幻覚作用の話なんかひとつもしちゃいないぞ。

 

でも親方はそういう幻覚を見てるじゃないですか?キノコが喋るっていう。

 

キノコは喋るだろ。

 

どのキノコが話したんですか?

 

どのキノコ?キノコはキノコだろ。

 

いやだから、会わせてくださいよ。その喋るキノコに。

 

森に行きゃ会えるさ。

 

毎日行ってますよ。

 

そうか。ならお前はまだまだ半人前ってことだ。

 

どうしたら会えるんですか?

 

そういう問題じゃないんだよ。出直してこい。

 

気が向いたらそうします。ところで、

 

なんだ?

 

人間みたいなネズミってどういうネズミですか?

 

さあな。喋ろうとでもしたんじゃないか。