青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

蛍と水

誰かと誰かが言葉のやりとりをしている光景に対して、「一対一で対話している」という表現だけが正しいということはない。

私の知るどのような声や言葉も誰かとのやりとりの中で私に根付いたものであって、環境から独立した私の中から突然に生まれてきたものではないことも踏まえたなら、「一対一」という輪郭は弱くなる。

ここでは、本当は誰の持ち物でもない複数の様々な声と言葉が行き交うということだけが起きている。

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