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青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

【フィンランド滞在記14】 ロビーサにて

今日は観光スポットでもある古都ポルヴォーに行ってきた。

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色々と質の高いお土産も買えたし、とても有意義な観光が出来た。

というわけで、ポルヴォーについては以上。

 


少し遡る。


現在のステイ先であるロビーサに到着したのは5日前の金曜日の朝。着いてすぐにツテさんのレストランに向かい、朝食に温かいスープとパンとアップルパイをいただいて満たされて、少しくつろがせてもらって、昼食にサラダとビーフシチューとズッキーニと鶏肉を使ったタイ料理とライスをいただいて満たされて、少しレストランのお手伝いをして、おやつにケーキとコーヒーをいただいて満たされて、僕だけ先に家に戻って、ホッとして少し眠った。

奥様はフィンランドと日本のハーフの方で、中学生の娘さんが二人いらっしゃる。ツテさんちにはゲストハウスがあり、僕はそこに住む予定だったけど、去年そこに住んでたヴィッレという男性が今一時的に戻ってきてて、僕はひとまずリビングに居候させてもらうことになった。ヴィッレはラップランドを1週間、徒歩で旅してきたクレイジーな男だ。


土曜日曜とロビーサでは大規模なイベントが開催された。このイベントは、異なる二種類のイベントから成り立っている。ひとつは、リサイクル品や手作り品などを始めとするマーケット。もちろん飲食系の出店もある。もうひとつは、ロビーサの古い家々を一般の方が見学できるように開放するというもの。古い家を安く買って自力でリフォームしながら住むというスタイルが一般的なフィンランドでは、家の伝統的な様式が保たれたまま、住んだ人の数だけ目に見える形で歴史が刻まれていくという興味深い現象が起きる。なので非常に見応えがある。それぞれの家では住人によって庭にカフェやマーケットも設けられている。

つまり、町の至る所にマーケットやオープンカフェが開かれ、それらを楽しみながら、色んな家にも入りたい放題という、斬新かつ楽しすぎるイベントというわけだ。

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土曜日はレストランを手伝った。混雑が予想されたので少し緊張したけれど、イハラで毎日毎日予測不可能なタイミングで使われて予測不可能な場所に置き去りにされる食器類をひとつひとつひたすら手洗いしていたことに比べれば、業務用の食洗機が使えるここでの皿洗いはむしろ楽しいぐらいだったし、手伝ってくれたお礼にといただいた料理やデザートは手伝いに釣り合わないほど贅沢で、充実した1日を過ごすことができた。

ちなみに、この日の夜、ヴィッレの友人のモールデンがやって来て皆でジャムセッションをした。ツテさん含めて全員がギターを弾く。僕はバイオリンで参加。これがなかなか面白くて3、4時間ぶっ通しで深夜まで弾き倒した。後先考えずに楽器を弾きまくる感じが素直に楽しかった。


そして日曜。ツテさんの奥さんが店で偶然拾っ、、、15ユーロのチケットを入手して、ロビーサ中を見て回りまくった。どの家も伝統的な様式の上に重ねられた個性が唯一無二の魅力を放っていて、とても興味深かった。

そしてまたリサイクルマーケットも充実していて、あれこれ面白いものを買うことが出来た。
目玉は最後の最後に見つけてしまった、たった15ユーロのこいつ。 

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アンティークなのに状態はよく、古い木の音がとても味わい深い。自宅にあるフラットマンドリンとは比べ物にならない。どう持って帰るか知らないけど買うしかなかった。


ちょっと疲れの残る翌日は雨降りで独りで留守番。昼食にレストランの残り物のビーフシチューをいただいて、リビングのソファーに寝転がって、おっさんがショップでキャップを値切り倒す番組を見ながら、そのまま夕方まで昼寝した。

さらにその翌日はまたも雨降りだったけど、バイオリンと買ったマンドリンとツテさんちにあるフォークギターとクラシックギターエレキギターとで曲作りに没頭することができた。恵まれた環境だ。

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夕方になって雨が上がったので、海辺まで散歩に出掛けたらとてつもなく気持ちがよかった。

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ここはポルヴォーみたいな観光名所じゃない。でも、この景色は二度と忘れないと思う。観光も楽しいけど、ホームステイっていいものだなと思う。

 

そんなこんなで気付けばロビーサに来てからもう6日も経とうとしている。
深夜までツテさんとあれこれ語り合ったり楽器弾いたりっていうかけがえのない時間も限りあるものだと思うと少し切ない。

とにかく、レストランの手伝いを頑張ろう。それが今やるべきことだ。