青い梟の輪郭

感じたことを括り直すための内的な語りや対話です。

Workawayでフィンランドに滞在する。【イントロダクション】

6月末から、フィンランドに3か月ほど滞在します。記憶を残しておくために、経緯も含めて数回に分けて綴っていきます。

 

はじめに簡単に自己紹介させていただきます。

 

僕は、日本のわりと田舎で生まれ育った29歳です。

 

本業は文科系研究者(の端くれ)なのですが、バイオリン(というかフィドル)による音楽活動と塾講師(のアルバイト)をたまに本業以上の割合でやっていたりもします。

 

まあ、本業が何かなんてどうでもいい問題です。

だいたい、お前は何なんだ?どこの所属なんだ?って、社会はうるさすぎます。

なんで「何か」じゃなきゃダメなんですか。

 

とかなんとか言い出すと話題が逸れまくりなので、自己紹介は以上で終わります。

ありがとうございました。

 

 

 

ででででは!本題に入ります!

 

振り返ること3年前、ちょっとしたきっかけがあって、

海外に行くか、日本で現状維持か、という岐路に立ちました。

 

海外旅行の経験はあったものの、生まれてから長い間、僕は自分が海外に滞在するなんてことはまったくこれっぽっちも考えたことがなくて、

初めて海外滞在を視野に入れたその日から2週間、

ほとんど一睡もできず、気が狂いそうになりました。

 

結果、僕は日本での慣れ親しんだ予測可能な生活を選びました。

 

ただ、このとき、海外というものが自分にとって何よりも新しくて予測不可能な何かであることに気が付きました。

拒絶したにも関わらず、いつか行かなきゃいけないという思いが僕の中に芽生えたわけです。

 

それから3年間、あれこれ考える中で、

あるとき重要なひとつのことに気が付きました。

 

そういえば、ずっと前から強く憧れていた景色があった。

 

 

北欧の森。

 

何故だか分からないけれど、僕はそこに行かなきゃいけない。

北欧の森で、木々の言葉に耳を傾けなきゃいけない。

 

自覚してからというもの、この思いは少しずつ強くなり、

次第に「海外に滞在する」ことへの得体の知れない恐怖も消えていきました。

 

 

3年が経ち、ありがたいことにもう一度チャンスが巡ってきました。

巡ってきたというよりも天から降ってきたと言う方が相応しいかもしれません。

あるいは、3年前のあのとき、僕は実際には海外へ行くことを選んでいて、

天はそのことを最初からご存じだったのかもしれません。

 

 

で、北欧のどこに何をしに行くか。

 

色々考えた挙句、

 

Workawayというボランティアサイトを使って、 

フィンランドに行くことにしました。